先日うちのポストにある作品展の案内のハガキが入っていました。そのハガキにはうちの宛名があったわけではなかったのですが、それがとてもきれいで何か気をひくものがありました。表にはスペイン グラナダの芸術作品がならんでいて、よくよく見ていると何だか気になる名前がありました。
「ミゲル+タクサイカ ―グラナダのクラフト作家たち―」
「たくさいか」さんという名前はたしか近所の文庫に通っていた3人姉妹の長女の名前です。私は確かめてみるために荻窪の器物やというお店に行って見ました。やはり私の知っているさいかさんでした。スペイン人のご主人ミゲルさんと1才のかわいい坊やに囲まれ笑顔いっぱい、勿論昔の面影もあり、文庫での幼い姿を思いだしました。
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案内ハガキです。とってもステキな雰囲気。
美術大学を出て、でもブラック企業でただただ忙しく働いていたさいかさん,
夜中まで仕事しても何も得るものがなかたのですが、
あるとき芸術的イベントでミゲルさんに運命的な出会いがありスペインへ、
若い芸術家夫婦の誕生です。
スペインは芸術に理解が深く、芸術家は作品をつくっているのが仕事、その仕事をしているとなんとか食べていけるのだそうです。好きな作品づくりをして世間的にも認められ、家族3人楽しく生きていける!とっても幸せだそうです。なるほどさいかさんはとっても輝いていきいきとしていました。日本には芸術的なものを大事にするという基盤がないですね。ヨーロッパに比べるとずいぶん遅れているようです。
それにしても文庫出身の芸術家、私の知っているだけで3人目です。
なんだかとっても嬉しくなってしまいました。
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さいかさんの作品です。下はウサギのスプーン、もっと欲しかったけど
売り切れでした。
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