2018年6月26日火曜日

子どもってかわいい!でも 大人もステキ バンビぶんこにて

今日は文庫を支えてくれているお仲間のお一人のはなし。

Tさんが用事で隣の郵便局に来た時のことです。
郵便局の中にお母さんと2~3才の坊やがいました。お母さんは窓口で局員さんとお話し中、小さい坊やは退屈してぐずりだしました。お母さんは用事に夢中で気づきません。
Tさんがふとカウンターの下の壁を見ると、そこにはたくさんのくだものの絵が描かれたポ
スターが貼ってありました。
そこでTさんはその坊やの横に行って、
「もも さあどうぞ」「ぶどう さあどうぞ」「りんご さあどうぞ」
と次々にくだものの絵を指さしながら話しかけました。するとその坊やは「むしゃむしゃむしゃ 」と食べる真似をはじめました。本を知っていたのか、Tさんのおはなしにつられたのか。
Tさんすっかり嬉しくなり、最後のくだものが終わるまで、坊やと楽しいひと時を過ごしました。もちろん坊やも楽しかったのでしょう。一生懸命 「むしゃむしゃむしゃ」、その後用事が済んだお母さんと機嫌よく帰っていきました。
くだもの 平山和子作 福音館書店
「すいか さどうぞ  もも さあどうぞ ぶどう さあどうぞ
なし さあどうぞ りんご さあどうぞ  くり さあどうぞ  かき さあどうぞ
みかん さあどうぞ  いちご さあどうぞ  ばなな さあどうぞ
ばななのかわ むけるかな? じょうずにむけたね」 

Tさんはのちに文庫にきて「嬉しいことがあったのよ」と報告してくれました。
そしてこんな素晴らしい経験ができたのは、バンビぶんこを知ったおかげ、そしてたくさんの本に出合えたおかげ」とまで言ってくれました。
こんないい話を聞けたのは、Tさんと知り合ったおかげ、私こそTさんに感謝です。

2018年6月25日月曜日

子どもってかわいい、面白い! バンビぶんこにて

うちには杏の木があります。6月になると木になった杏の実が庭にたくさん落ちます。
それを一つずつ拾ってジャムにします。
文庫の日、落ちていた杏の実を拾っておいておきました。その実にはありがついていました。いくら動物、生き物好きの私でも杏についてきたありは家中に広がったら困ります。ついつぶそうとしてしまいました。すると杏を見ていたY君(4才)が「あり かわいそうだから外に出してあげなきゃね」と言います。ハッとした私「そうだよね、じゃ窓から出してあげよう。Y君一緒に出してね」とありのついた杏を持ってY君と一緒に窓に行き、何とかありを外にだしてあげました。Y君やさしいね。言ってくれてありがとう。

 文庫にあるありの本です。読んでみてね。

「ありこのおつかい」は去年バンビぶんこのクリスマス会で人形劇として演じられました。
子どもも大人も一緒に人形を動かし、大爆笑をさそったのを思い出します。
ありさん、むくどりさん、ねこさん、かまきりさん、クマさんなど
たくさん出てくる、とっても面白いおはなしです。


「ありんこリンコちゃん」ありの子のリンコちゃんはじめて巣から出て
冒険の旅にでかけます。
はたらきありの本当のすがた、セミ、クワガタ、カミキリムシも
登場して、虫好きの子どもたちにぴったり。