2019年3月17日日曜日

「おじいちゃんとパン」のパンを食べました

「おじいちゃんとパン」と同じパンをにつくり、みんなで食べるイベントをしました。


この日参加したのは、5,4,2年生の女の子たち、あとからは小さい子が参加。
まず「おじいちゃんとパン」の絵本を読みました。
そしてこの中のパンと同じジャムやあんこなどをぬったり、のせたりして焼いて食べます。大きい子が多かったので、子どもたちに任せました。

一番人気は「マシマロ」

マシマロを半分に切り、パンにのせます。それをトースターで焼くと、
ほら!こんがり焦げ目で美味しそうな
マシマロパンの出来上がり、「結構甘いね」と言ったら
「大人にはね」という返事、子どもたちには甘くてとってもおいしかったようです。

「バナナ チョコ」も大人気でした。
これは焼く前の写真です。トーストするとチョコがとけて、
あたたかいバナナとトローリチョコ、
これも大人気でした。


あずきは簡単な缶詰を使いました。焼くと意外においしい。
あんこは好きじゃない子が少しいましたが、大好きな子が多く、ご覧のあずきパンが出来上がりました。

このほかバターとお砂糖も人気でした。

子どもたちみんなで手作りに大興奮、大きい子が小さい子の面倒をみて、和気あいあいとた集まりになりました。食べ物ってみんなの気持ちを一つにして、つなげてくれますね。
みんんでマシマロを半分に切っています。
みんな真剣!


トースターのまわりで焼けるのがまちどうしい。

「おじいちゃんとパン」
 絵と文 たな  パイ インターナショナル

おじいちゃんは甘いパンが大好きです。こんがり焼いた食パンに、先にバターをぬって。
たっぷりのイチゴジャムやマーマーレード!
たまにはあんこをぬって、きな粉をかけたり、マシュマロをのせたり、砂糖をかけたり。
毎日、甘いものをいっぱいぬって食べています。
いつも孫のちびすけに「しかたねえな」と言いながら、パンを分けてくれるおじいちゃん。「おじいちゃん、きょうは なにぬるの?」と、楽しみにしている、孫のちびすけは甘いパンをペロリと食べる、おじいちゃんを見るのが大好きです。
ページをめくるたびに成長していくちびすけ、変わらない2人の幸せな時間。(ちびすけの字も変わってきますよ)
時が流れ、男の子は大人の男性になりました。
大人になったちびすけの前にはぽっかりと空いた席。
もう、おじいちゃんは……

食パンを軸に描かれた、おじいちゃんと孫の、やさしくておいしいパンのお話。
とにかく出てくるパンのおいしそうなこと!写実的に描かれた色とりどりのトーストの数々です。「おじいちゃん、今日はなにぬるの?」つい聞いてみたくなるような、表紙や裏表紙も含めて、たくさんのパン! おなかペコペコ、作ってたべたくなりますよ。






2019年3月10日日曜日

アーサー・ビナードさん

「原爆の図 第10部《署名》を見よう」の最終日の昨日、アーサー・ビナードさんが
来場しました。好天の土曜日、「ICAN の川崎哲さん」の講演会の前の時間でもあり、すでに満員の会場で、アーサー・ビナードさんの登場に会場はかってない盛り上がりを見せました。短時間ですが、講演も聞けてラッキー。(前に2回ほどアーサー・ビナードさんの講演会に行ったことがあります。今回思ってもいない偶然に感謝)


でももっとラッキーだったのは、著作にサインをもらえたことです。
この展示会で、原爆の図の中の第九部《焼津》も展示されると知り、
「ここが家だ ベン・シャーンの第五福龍丸」を展示していたのです。

もともと気の弱い私?友人に頼んでサインをお願いしてもらいました(友人はがんばって英語を駆使、でもあとからビナードさんは日本語ペラペラと気づき・・・・)
そうそう日本語をきちんと書くこともできるビナードさんです。
ビナードさんは快くサインしてくれました。
バンビぶんこのみなさまへ
To my  friend, at
Bambi Reading  Room
Arther Binard
アーサー・ビナード
2019・3・9


アーサー・ビナードさんのフレンドリーな人柄に触れて、すっかり気持ちが前向きになった私は、絵本が展示してあるコーナーで絵本を見てもらいました。
そこで目ざとくみつけたのは[おっしっこぼうや]、「これは僕の奥さんの本」。そうでした。おっしこぼうやの翻訳者の木坂 諒さんはアーサー・ビナードさんのお連れ合いでした。
ウラジーミル・ラドゥンスキー作
木坂 諒訳
セーラー出版

[新・戦争のつくりかた]の本には、帯が巻いたままになっていました。(私は帯はできるだけつけておきたいのです)
なんとこの帯のメッセージには、アーサー・ビナードさんのメッセージが載っていたのです。



りぼん・ぷろじぇくと文 井上ヤスミチ絵
マガジンハウス

”よくよく考えれば、「平和」の反対語は
「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。
ぼくらがペテンにひっかかるところから
もう戦争は始まっています”
アーサー-ビナード(詩人)



ただのお手伝いのようなつもりで参加した私でしたが、数々の貴重な勉強をさせていただき、その上
最終日の最終盤にアーサー・ビナードさんとの出会いがあり、本当に高揚した終わりになりました。
絵本のコーナーを作り、誘ってくれたHさんに心より感謝・感謝!
この展示会にかかわったみなさまに感謝!


「原爆の図 第10部《署名》を見よう」に絵本で参加しました



「原爆の図 第10部《署名》を見よう」に絵本で参加しました。


展示する本はバンビぶんこの絵本を私が先に何十冊か選び、この中から実行委員のHさんと2人で再度選びました。



①「ひろしまのピカ」丸木俊 え・文    小峰書店
②「ピカドン」  丸木位里 丸木俊著   東邦出版
③「12のつきのおくりもの」 内田莉莎子再話  丸木俊画    福音館書店
④「絵で読む広島の原爆」 那須正幹文  西村繁男絵    福音館書店
⑤「八月の風船」戦争童話集~忘れてはイケナイ物語り~ 野坂昭如原作 黒田征太郎絵
⑥「トビウオのぼうやはびょうきです」 いぬいとみこ作 津田櫓冬絵 ⑦
⑦「ここが家だ ベン・シャーンの第五福龍丸」 ベン・シャーン絵 アーサー・
                       ビナ-ド 構成・文
⑧「8月6日のこと」 中川ひろたか文 長谷川義史絵  ハモニカブック  
⑨「ぞうれっしゃがやってきた」  小出隆司作 箕田源二郎絵   岩崎書店
⑩「おしっこぼうや せんそうにおしっこをひっかけたぼうやのはなし」
             ウラジーミル・ラドゥンスキー作 木坂涼訳 セーラー出版
⑪「せかいでいちばんつよいくに」 デビッド・マッキー作 なかがわちひろ訳 
                光村教育図書
⑫「へいわってすてきだね」  安里有生詩  長谷川義史画  ブロンズ新社
⑬「せんそうしない」  たにかわしゅんたろうぶん えがしらみちこえ  講談社

⑭「だれのこどももころさせない」  西郷南海子文 浜田珪子絵  かもがわ出版
⑮「戦争なんか大きらい!」 子どもの本・九条の会著  大月書店
⑯「新・戦争のつくのりかた」 りぼん・ぷろじぇくと文 井上ヤスミチ絵     
             マガジンハウス    
⑰「夕凪の街 桜の国」 こうの史代著   双葉社
⑱「はだしのゲン」 中沢啓治作  汐文社

     
 * ①~③ 丸木俊さん 位里さんの作品
 * ①②④⑧⑱ 広島原爆
 * ⑥⑦ 第五福龍丸
 * ⑰ このイベントの一つで「夕凪の街 桜の国」の映画会が催されました。
 * あとは戦争と平和を考える絵本です。


☆ 感じたこと(ほんの一部ですが)
  ・原爆の証言者などのお話しの中に、展示した絵本のことがはいっていたこと。
  ・高校生や若い人が昔読んだ本は「ひろしまのピカ」「はだしのゲン」「日本の原発」
  ・話題になった本「へいわってすてきだね」「新・戦争の作り方」
  ・大人も子どもも面白がった本「せかいでいちばんつよい国」
  ・読み聞かせした本「せんそうしない」「おっしっこぼうや」「ひろしまのピカ」
  ・一見絵本と縁のなさそうなご老人(男性)や若い男性が長いこと見ていたこと。
  ・「このコーナーはほっとするわ」と言ってもらえたこと。




 「原爆の図 第10部《署名》を見よう
   2019年3月4日(月)~3月9日(土)
   10:00~20:00 
   セシオン杉並 展示室
  ■イベント概要
1954年、第五福龍丸の被爆と放射能汚染マグロに直面し、杉並の魚屋さんの呼びかけで始まった原水爆禁止の署名運動は全国に広がりました。
その署名に参加した人々の決意と願いを丸木位里・俊は原爆の図第10部《署名》に描きました。
この作品は日本をはじめ世界各地で巡回されました。それを今回初めて杉並で展示します。
併せて、当時の署名運動や第五福竜丸についての貴重な資料も展示し、被爆者の証言、講演会なども行います。
共催:「原爆の図 第10部《署名》を展示する杉並区民の会・杉並区