2019年10月30日水曜日

ペール・ギュント

ラッカム画「トロルたちとその王たちの前に立つペール」
(『イプセンのペール・ギュント』の口絵


 
これは本の展示会で使った挿画パネルです。
ハロウィーンとは全く関係ありませんが、絵が何となくハロウィーンのような雰囲気をもっています。それでこの時期に居間に飾りました。

ペール・ギュントは、1867年にノルウェーのイプセンが書いた戯曲です(ちなみに日本では大政奉還の年)。
ペール・ギュントは物語の主人公の名前です。彼は夢想家で大ぼら吹きでした。これは、ペールが世界を旅して、最後に年老いて故郷に戻るまでの波乱万丈の生涯を、ドタバタと描く物語です。
この放浪の人生の旅の中で、トロルが出てきます。これは魔王と手下のトロルがペールを待ち構えているところに、ペールがやってきたところの絵です。
久しぶりに昔よく耳にした、グリーク作曲のペール・ギュントを聞き懐かしい思いがしました。