それでも本を読むのが大好きな子どももいないわけではありません。
「受験勉強のため、文庫にはあまり来られません」と春先に挨拶に来たSちゃんが久しぶりに文庫に来ました。聞けば学校が早く終わったので来てみたとのこと、そして面出ししてあった本を見て「あっ! これこれ」と早速2冊の流行りの本を借りていきました。「受験勉強は大丈夫?」と聞くと、「こそこそ読みます」・・・そこで私は孫のことを思い出しました。本好きの孫は高校受験の時に、お風呂場で隠れて本を読んでいたと聞きました。その孫は高校受験は幸せを使い果たすのではと思うほど良い結果でした。大丈夫!Sちゃんもきっと自分に合った学校に行けるよと心の中で言いました。
もう一人は中三のYちゃん、小学校のときはお友だちと良く文庫にきて、本を読んでいました。
松素めぐりさんの「保健室経由、かねやま本館。」のファンの一人です。中学になり、部活や勉強でやはり本はあまり読めなくなったようです。その Yちゃんが久しぶりに文庫に来ました。
そして「保健室経由・・・」の読んでいなかった巻を借りていきました。先日偶然会ったら「朝読の時に読んでるからもうすぐ読み終わります」と言っていました。朝読って何分あるのだか聞いていませんが、少しづつでも読み続けることができるのですね。当たり前のことに感心してしまいました。
三人目は読書大好き小学4年生の Hちゃんのおはなしです。本が大好きでいろんな本を読んでいるのでもうわかると思って、上記の「保健室経由、かねやま本館。」をすすめました。それを読んだHちゃんすっかりハマってしまって次々に読んでいきました。嬉しく見守っていると、先日6巻7巻8巻9巻と自分の貸し出しカードに書いています。でもかねやま本館の本は8巻までしかないのです。「Hちゃん、8巻までで9巻は無いのよ」と私、「8巻までなんだ」と残念そうな Hちゃん、かわいいですね。