2025年12月10日水曜日

嬉しかったという報告が嬉しいはなし

何年間も文庫のお手伝いをしてくれているTさんから伺ったはなしです。

「この間嬉しい事があったのよ」と始まったお話です。

Tさんが近くのお店で一息ついて休んでいた時のこと、隣にかっこいい高校生風の男子のグループがいました。ちょっと声をかけると、その人たちは中学生でその中の一人がTさんのことを「知っている 」「バンビぶんこで会ったことがある」と、その男子は6年前にバンビぶんこに来ていたそうです。小学校3年生くらいの時かな?

Tさんはあえて名前は聞かなかったそうですが、月1度受付に座ってくれているTさんが、通って来ている子どもに印象に残っているのですね。Tさんは子どもたちに余計な事は言わず、ただカードを見つけたり、ハンコを押したり、子どもに返本の冊数を聞いたり、きちんと仕事をしてくれています。でも気がつけばいつも穏やかな笑顔と声です。

子どもたちは案外しっかりと大人のことを見ているのですね。そしてTさんはその子がとてもマナーの良い子だったと感心していました。

私は改めてバンビぶんこがここまで(48年)続いたのは、私の力ではなく、支えてくれている周りの皆さんのおかげだと身に沁みて感じました。ただただ感謝、感謝、感謝!

例の男の子(男の人)はそのうち文庫に行ってみるという事ですが、心の中で少し期待しながら待ちましょう。

Tさんのお話しがすごく嬉しかった私でした。