2007年8月23日木曜日

ちひろ美術館・東京

夏休みを利用して、孫たちと練馬の「ちひろ美術館」に行ってきました。

なんと私はここに行ったのは初めてだったのです。初心者よろしく

緑豊かな環境に、素敵な建物、芝生の庭などにまず感心。


展示は 開館30周年記念展 Ⅲ

「世界中のこどもみんなに平和としあわせを」 今この時代に考えなければ

ならない、私の気持ちぴったりのものでした。

『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』展、

再現!「ベトナムの子供を支援する会」反戦野外展 は迫力満点、中々自分からはみに行かないけれ
ど、見なければいけない、見ることができて本当に良かったと感じられるものでした。

ひとつ驚いたことがありました。孫たちの母親が「第五福竜丸事件」を

全く知らなかったことです。きっと知るチャンスがなかったのでしょう。

このようにして「原爆」「戦災」「大虐殺」などが消滅してしまうと思うと

恐ろしくなります。「真実を語る」「真実を伝える」大切さをあらためて

強く思いました。


まだ幼い孫たちには難しいテーマだったと思います。

でも戦火の中でも、苦しい暮らしのなかでもかわいい子供の表情、愛くるしさは

すっかり子ども達の心をつかんだようで、次々に見入っていました。

備え付けの「ふたこと、みこと」ノートに「ちひろさんの絵大好き、ちひろさん

も大好き」と記した子どもたち。この子どもたち、それにすべての子どもたちに

ちひろさんの「子どもたちの平和としあわせ」への願いが通じることを

祈ってやみません。