2008年6月29日日曜日

韓国からのお客さま (5)

バンビぶんこには韓国関係の本は上の2冊があります。左の絵本は「よじはん よじはん」という翻訳絵本。韓国で普通の家にはまだ時計がなかった頃のおはなしです。主人公の女の子の素朴なかわいらしさ、韓国の昔の風景に歴史を感じ、郷愁を覚える絵本です。見学者のなかにこの原本を知っているという人がいました。向こうでも有名な本なのかな?もう一冊は韓国語だけでどう訳すのかわかりませんが、歌詞に絵がついた歌絵本、CDつきで、日本の歌と同じ曲もはいっています。いただいた本ですが、韓国語に興味がある何人かの人が借りていきました。
「よじはん よじはん」 ユン ソクチュンぶん  イ ヨンギョンえ  かみや にじやく 福音館書店

今回文庫訪問でお世話になったファミリーがいます。前のブログにも書いた韓国語のできるTさん一家です。子どもたちには、開催日の文庫での子どもの様子を想像してもらうため、きてもらいました。
お母さんは集合写真を撮ってくれたり、見学者とちょっとおはなしや説明をしてくれたり、大活躍、最後にタクシーをひろうまでみなさんを送っていってくれました。この一家は多言語サークルに所属していて、ほかの国の言葉もわかるんですって。
韓国の方から「韓国語上手」と褒められたそうで、「モチベーションあがった」と韓国語はなすチャンスをもてたことをすごく喜んでくれました。この家族はこれからますます韓国語でのコミニケーションが上達することでしょう。思わぬプラスの副産物の得られたイベントとなりました。

訪問してくれた韓国のみなさん、バンビぶんこまでわざわざ来てくれてありがとうございました。
手伝ってくれたTさんファミリーお世話になりました。

韓国からのお客さま (4)



家庭文庫の見学にいらっしゃったお客さまですが、たまたま自宅を開放している我が家が見学場所だったので、他の興味ももたれたようです。
それは日本の家というか、家庭の中の様子、なかなか普通の家庭をみるチャンスはなく、まして3日間だけの訪日では無理なようです。私も外国に行くとその国の普通の人々の普通の暮らし、家の中なんかすごく興味がありますから。
 
そこで気がつくとみんな撮っているわ、撮っているわ、それは文庫の本や体裁、書棚や子どもの本を読んでいる様子(K君兄弟が普段の文庫同様本をひっぱりだして読んでいた)だけにかぎらず、額から窓、なんと天井から天窓まで、そして決定版は和室。ここは文庫として使っていないので、半分物置同然にしてありました。ところがその和室が珍しいらしく、神棚、仏壇をバシャ、バシャ、パチ、パチ、そして物置になっていた床の間まで・・・「アー やめて!」と叫びたかったけどもうあとの祭り、しっかり撮られていました。あー恥ずかしい、こんなだったらしっかり整理しておくのだった。
 
考えてみれば今日本でも神棚、仏壇、床の間のあるうちってあまりないのかもしれませんね。
「旅の恥はかき捨て」じゃなくって「旅人に対しての恥はかき捨て」といたしましょう。
韓国の人たちに初めてのものを見せられただけでいいとするか。ついでに神棚と仏壇のお参りの仕方の違いでもご教授したかったなー。
 
そして最後に「ひとつ教えてください」と男性の質問。「玄関に飾ってある絵は自分で描いたのですか?」
私が邪魔だから隠しておいたゴルフバックをみつけて「ゴルフはするのですか?」
この質問は文庫に関係ないけど、ぜんぜんOKですよ。多分この方は絵を描かれて、ゴルフをされる方なのでしょう。なんだか韓国が近く感じられました。

韓国からのお客さま (3)

日本人でも文庫に普段の生活の場を開放しているときくとびっくりするけれど、今回も「ここは暮らしている場所ですよね?」と質問されました。
「そうです。ここが食堂、ここが居間、文庫を開けているときは夫も子どももここにはいられません。文庫で一番大事なのは家族の協力、理解かも」という私の言葉にみんなウン、ウンと笑いながらうなずいていました。
 
写真はK君が普段の文庫のとおりノートに名前を書いているところ。
おはなし会のことなども興味があったようです。
 
あっという間に終った訪問でしたが、みんな喜んでくれたようです。
「文庫を見せてくれてありがとうございました」とみなさんから感謝されました。あまりに時間がなく、用意したお茶を飲む間もありませんでした。わざわざ韓国からいらしゃった人たちにどれだけお役にたったかわからないけど、にこにこ笑顔で帰っていかれたのをみて、何かとても嬉しく思いました。

韓国からのお客さま (2)


6月21日朝早くから、7人の韓国からのお客さまがいらっしゃいました。(そのうち1人は日本在住のPさん)
 
文庫開催日ではないのですが、いつもどおり看板をかけ、絵本をレイアウトし、受け付けのカード類や記入のノートもだして、開放時と全く同じ状況にしてお待ちしました。
 
いつも文庫に参加してくれて、たまたま韓国語ができる家族(母親と子ども3人)に声をかけ、当日利用者として、 参加してもらいました。
 
遠くからいらっしゃった7人のお客さま、まず「写真をとってもいいですか?」そして入り口から書棚から部屋の中すべてをパシャパシャ撮りまくっていました。
 
韓国中央大学教授のD氏は私に質問攻め。文庫を始めたきっかけ、本の冊数、予算はどうしているのか?本の分類方法、etc. etc .  まあ普通の質問。もちろん韓国語、通訳はY大生のPさん、日本語はとても上手で表現を工夫したり変えたりする必要な全くなし。でもはじめて通訳の入った話し合いで時間が倍かかること、つまり時間の半分のメッセージしか話せないのがわかりました。
 
私も韓国のいろいろの情報、なぜ文庫見学を希望したのか?図書館事情、子どもの読書状況などききたいことはたくさんあったのに、1時間しか訪問時間がなく、結局こちらはなにも聞けず、みんなで写真を撮ったらもうお帰りの時間、この日他の場所にも行って、その日のうちに帰国されるそうです。

韓国からのお客さま (1)

先日国立Y大大学生のPさんからメールをいただきました。
「今韓国では日本の地域住民のいろいろな活動についてとても興味をもつ人が多いです。 それと関連して、少し前はテレビ番組で日本の家庭文庫が紹介されたそうです。 それで、韓国から日本の家庭文庫を見学したいという申し込みがあり 今、見学できる場所を探しているところです。 いろいろホームページなどで検索いたところ 貴文庫のサイトの紹介をみて、是非、見学してみたいと思うようになりました。 日本での活動をみてこれから韓国にも展開してみようという話もあり 是非、文庫の話などが聞ける機会持たせていただけないでしょうか? 」 という内容でした。
 
よくきくと文庫を見学したいのはPさん個人ではなく 「韓国の中央大学の学生たちが6月19日から21日かけて日本に見学にくる予定です。 それで、家庭文庫を運営している人のお話を聞いたり、 家庭文庫を訪問したいという話です。 実際には、利用している様子をみることが一番いいと思いますが、 人数的に多いので邪魔になるかと思いまして、 開放しない日で、お話とか聞けたらと思っているところです。」 ということでした。
 
まあ少しでもお役に立てばということで、6月21日に見学が実現しました。