ある日常連のHちゃんが「カメの本ある?」と聞いてきました。妹のWちゃんが大のカメ好きなのだそうです。私は文庫にあるカメの絵本をさがしました。そこで見つかった本は
「うらしまたろう」 「キコとかめ」 「ウミガメと少年」 「トランキラ トランキロイ」 「ウサギとカメ」 「かめさんのさんぽ」
難しい本もあるので、幼稚園児には「かめさんのさんぽ」が一番おすすめでした。
「かめさんのさんぽ」 中谷千代子さく・え 福音館書店 1978
『けんちゃんのうちの、庭のバケツの土の中から冬眠していたかめさんが出てきました。夜になるとかめさんはんバケツから出て庭のあっちこっち散歩へ出発。犬のころにびっくりしたり、大好きな池で泳いだり、花壇の中でカエルさんにあいさつしたり・・・マイペースなかめさんが疲れて散歩を終える頃空が明るくなってきました。朝です。』
これを読んだWちゃんは「かめより犬ばっかり出てきておもしろくない」だったのです。なるほど小さいかめさんにくらべて、犬は大きく描かれています。かめさんが好きな子どもらしい感想ですね。 ネットで調べたらこの本は品切れで再販予定はないそうです。 ちなみに文庫にある本はある閉鎖文庫からのいただきもので、中谷千代子さんのサイン入りです。 あたたかみのある文と絵、古めかしいけど貴重な本です。 |