お正月には文庫に獅子頭を飾ります。去年はコロナウイルス蔓延で緊急事態宣言中で文庫はお休みでしたので、獅子頭を出したのは2年ぶりです。
この日2年生の二人にお獅子を見せました。
Yちゃんは「これ知っている。お獅子に頭噛んでもらうと1年間病気にならないんだって」A ちゃんは初めて見たようで、私の話をびっくりした様子で聞いていました。
私はこの獅子頭で二人の頭を噛む真似をしました。ついでに一人で本を読んでいたO君の頭も噛む真似をしました。O君は「ありがとうございます」と、礼儀正しいですね。
[私の子どもの頃にはお正月には毎年のように獅子舞が来ました。テレツクテンテンと景気良い鼓の音とともに現れ、玄関で踊りながら子どもだった私と妹の頭を噛んでくれました。私たちが幾つくらいだったのか定かではありませんが、それほど小さくなかったのでしょう、怖いという気持ちはなく、病気を追い払ってくれると聞いて喜んで噛んでもらっていました。]
日本では、16世紀ごろに伊勢の国(現在の三重県あたり)で飢饉や疫病などを追い払うために獅子舞が行われたのがはじまりのようです。
と言うことは、今のコロナウイルスの疫病も追い払ってもらいましょう。
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獅子舞の起源はインドと言われており、その後中国を通って日本に伝えられたようです。
獅子舞のモチーフになっているのはライオンと言われています。
かつて、インドの遊牧民族がライオンを霊獣や神として崇めており、ライオンを模した舞を踊るようになったのが、獅子舞の原型と伝えられています。
日本では、16世紀ごろに伊勢の国(現在の三重県あたり)で飢饉や疫病などを追い払うために獅子舞が行われたのがはじまりのようです。
その後、江戸に伝わって悪魔祓いをする縁起のよいものとして定着し、祝い事や祭り事などで獅子舞が行われるようになったと言われています。
獅子舞が全国に広まったのは、江戸時代初期頃に、とある団体が獅子舞を踊りながら全国をまわり、悪魔祓いをしたことがきっかけのようです。
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