このお人形はIさんの手作りです。
Iさんは昔近所に住んでいた息子の友人のお母さんです。
そして本が大好きなIさんは初期の頃の文庫を手伝ってくれていました。
とても頼りになるお仲間で何かと相談にのってもらっていました。
でも何より記憶に残っているのはIさんはものすごく手先が器用でいろいろなものを手作りされていた事です。
その頃は文庫で資金集めのためにバザーを開いていました。
「子どもバザー」と称して子どもの手作りのものから、大人の手作りのものまでたくさんの品物の中が出品されていました。その中できらりと光るまず手を伸ばしたいような素敵なグッズがIさんが作って寄付してくれたものでした。
Iさんは、息子さんが中学になったときにお連れ合いの転勤で杉並を離れられ、それからは
ほとんどお付き合いはありませんでした。
ほとんどお付き合いはありませんでした。
でもいつも文庫のことを気にかけてくれていて、文庫の30周年記念の時には素敵なお祝い
電報をいただきました。
電報をいただきました。
そのIさんは何年か前に亡くなってしまったのです。
このお人形はIさんと親友だったwさんが、形見にいただいたものです。
昔文庫をお手伝いしてくれていたWさんは、「この大事なお人形はバンビぶんこに置いて、たくさんの子どもたちに可愛がってもらったほうがいい」と思われて、文庫用に持ってきてくれました。
私はもちろん大喜びでいただき、このお人形はバンビぶんこの一員となりました。
名前は付けていませんが、このお人形をどうぞよろしくお願いいたします。