バンビぶんこ クリスマス会2023 12月3日(日) 午後2時から 都営住宅オープンルーム(高井戸東4ー28−5) 090−7804−5536(渋川) |
クリスマス会に演じる子ども劇は「金のがちょう」
配役はそれぞれがやりたい役を選びました。
2年生中心で学童に通っている子どもも多く、なかなか集まるのが大変です。
それでもその日集まった子どもたちが自主的に練習しています。「もっと声を大きく!」「ゆっくりね!」などと大人から声がとびます。げらげら笑ったり、わいわいがやがや、にぎやかですが、楽しそうな雰囲気です。
総監督?のAさん、子どものおかあさん、おばあちゃんのご指導よろしく、それなりに上達してきました。
当日が楽しみ。みんながんばろうね!
スキンダプサス *スキンダプサスの花言葉:「小さな愛」 |
(前回からの続きです。この回が初めての方は前回から読んでください)
私は目的地まで一緒に案内してくれた彼女のお名前すら聞きそびれていたのです。
ただ一つの情報は歩きながら話した「世田谷代田の駅近で観葉植物のお店がある」ということだけでした。
私はパソコンで「世田谷代田の駅近で観葉植物のお店」をいくつか見つけ、小田急線ででかけたついでにこれと思うお店に行ってみました。
かわいい素敵なお店がありました。お店の店員さんにお話をすると探していたのがその方のお友達でここで働いていらっしゃるのがわかりました。このときばかりは苦手なパソコンを駆使した自分を「すごい!私」ちょっと褒めたくなりました。
その後嬉しいことにご本人のSTさんからお電話をいただきました。
さらにすごいことに、なんと文庫を尋ねてくれたのです。お渡しした名刺に文庫のことが載っていたので思い切ってきてくれたそうです。
本当に嬉しかった!思いがけない出会いで、楽しくて気持ちがたかぶっているのを自分でもわかりました。
しかもかわいい観葉植物のおみやげつき、上の画像は「スキンダプサス」という難しい名前の観葉植物です。大きく育つのが楽しみです。鉢もとってもかっこいい、文庫に来ていた人たちがこの鉢を見てみんなステキ、ステキと声をかけてくれました。
この日のお当番のTさんは植物を育てるのが大好き、しかもお二人とも大の犬好き。観葉植物の育て方を尋ねたり、犬のかわいさを確認したり、おおいに盛り上がっていました。
STさんは「ちょっとどきどきしていたのですが、皆さん暖かくしてくださり自分らしく過ごせました。Tさんも、とてもとても素敵でしたし、子供たちともお話しできて新鮮でした。偶然とはいえ、長年子供達に暖かさを提供し活動されている渋川さんと知り合えて光栄でした」
と、こちらこそ有難い、光栄な気持ちをいただきました。
思いがけない素敵な出会いに感謝、感謝、嬉しい1日となりました。
友人(Sさん)が亡くなりました。児童書、絵本の翻訳家です。
なんでも話せる、普通と違った視点から物を見られる貴重な友人でした。入院されていて「『もう一度ゆっくり渋川さんと話したい』と回復のための治療を頑張っています」という娘さんの電話でいつかいつかと待っていました。だいぶ良くなられたという電話を受けてホッとしていました。そこに娘さんからの電話、それが訃報でした。
Sさんのお通夜で下北沢に行きました。送られてきたスマホの地図を見ましたが、下北沢は最近すごく変わっていて駅の出口からさっぱりわかりません。どうしようもなく私は歩いてきた若い女性に声をかけました。するとその方はスマホで確認すると、「ここはわかりにくいですね。」と言ってご一緒に歩いてくれたのです。本当にわかりずらい場所で、その方も何回もスマホを確認しながら誘導してくれました。恐縮に思っていると、今は時間があるから大丈夫とおっしゃいます。歩く早さまで気遣ってくれる優しさあふれる方で、お言葉に甘えた私、結構な時間ついて歩いていると、目の前に現場のお寺がいきなりあらわれました。やっと着いたことでホッとしてありがとうと言ってそこで別れました。
友だちとのお別れがすみ、帰りに一人になった私は、やはり道ゆく人をやっと見つけて道をきいてしまいました。そして遠いみちを歩きながら良くぞこの道を案内してくれたものだと感謝でいっぱいになりました。
ところが私は彼女のお名前すら聞きそびれていたのです。ただ一つの情報は歩きながら話した「世田谷代田の駅近で観葉植物のお店がある」ということだけでした。(part2に続く)