AZちゃんのこと
AZちゃんは幼い頃からお姉ちゃんに連れられて文庫に通ってきていました。
最初の読書カードには2才と書いてあります。15才まで長いことかよってきてくれたものです。AZちゃんの文庫でのエピソードはたくさんあります。AZちゃんによって、私は子どものいろいろな思いに気づいたとおもいます。
家が近いせいもあり、小学校に入ってからは文庫の常連となり、同級生のお友だちもいて「バンビぶんこ」の顔のような存在でした。
小さい子が大好きなAZちゃんは文庫で小さい子どもたちに本を読んだり、簡単な手品を見せたり、踊りを見せたりして小さい子どもたちを楽しませてくれました。
パフォーマンスが得意なAZちゃんはクリスマス会でも力を発揮してくれました。6年生の時には残念ながらコロナでクリスマス会が中止になり、「今年のクリスマス会は自分が中心になって進めていく」と言っていたAZちゃんのガッカリした顔を今でも思い出します。
6年まで足繁く通ってくれたAZちゃんは数々のエピソードをのこしてくれました。
AZちゃんは中学に進んでもたまに顔を出してくれました。
特筆したいのは、彼女のお茶を立てる実力です。コロナが下火になり、文庫でも「一人お茶会」という命名で、簡単なお茶会を再開しました。
長年お茶の先生をしているM先生の指導で、お茶会が始まりました。その時にお手伝いに来てくれたのがAZちゃんです。さすが『茶道部」だけあってお茶の立て方がすごく上手で、お茶もなめらかでみるからにおいしそう、お茶の先生から上手とお墨付きをいただきました。
これを聞いて自分のことのように嬉しく思いました。
中三から文庫に来る回数はずっと少なくなりましたが、先日会った時には、将来の夢をしっかりかたる高校生に成長していました。
AZちゃんの高校生活が楽しいものになりますように!