半年ほど経ったこの夏に、その報告と学生さんたちの感想が書かれた「2016念度明治大学ボランティアセンター活動報告書」を送って下さいました。これを読んで、あのクリスマス会の喧騒をなつかしく思い出しました。
家庭文庫というものに、はじめてであった方々の感想がとても新鮮に思えました。
みなさまにも読んでいただきたく、転載させていただきます。
最初は学生さんたちの間を取り持ってくださったボランティアセンター事務局の方の記事です。
『杉並区高井戸にある家庭文庫「バンビぶんこ」は、個人のご自宅を活用・開放した子ども向けの図書館です。週一回の実施日には子どもたちが大勢やってきて、本を読んだり遊んだりしながら思い思いに過ごしています。
今回、バンビぶんこが毎年12月に行っているクリスマス会にお誘いいただき、親子で楽しめるゲーム大会を行いました。初めて関わる場所とイベントだったので、まず様子を見学することから始めました。夏ごろから打ち合わせを行いましたが、就学前の子どもと関わる経験が少ないメンバーが多く、何を目的に、どんなことをしたらよいか、に悩みました。
当日は、お天気がよく日差しが暖かかったこともあってか、想定よりも多くの子ども、親子が来場して満員となり、会場は暖房がいらないほどでした。更に、保護者や子どもたちによる企画が目白押しで時間が押してしまい、結果的に学生が企画・準備した4つのゲームにうち、実施したのは2つのみとなってしまいました。ただ、状況に応じ臨機応変に対応でき、閉会後に保護者やスタッフの方から感謝の言葉をかけていただきました。また、学生自身も、準備から片づけまで一緒に行う中で、子どもたちが名前をお覚えて積極的に声をかけてくれたり、一緒に遊んだりと楽しい時間を過ごすことができました。就学前から小学生まで幅広い子どもと関われたこと、親御さんと交流できたことなど、学生それぞれに残る貴重な経験をさせていただきました。』(和泉ボランティアセンター Wさん)