A君とお母さん
久しぶりのAさんがいらっしゃいました。
ご主人の定年で公務員宿舎から引っ越されるとのこと。「お世話になりました」と。
お世話になったのは私の方です。
今大学1年生の息子さんが幼稚園の時は文庫のクリスマス会に親子で参加してくれたり、普段のお話会で絵本を読んでくれたり、あの頃は幼稚園児のお母さんたちが率先して文庫に来ていろいろパフォーマンスに参加してくれていました。
T君は小学校3年生くらいまで仲間と一緒に文庫に来ていました。この学年の男の子は子どもらしいイタズラをしたり、騒いだり、でも絵本はよく聞いて行事にも参加していました。
T君はおとなしい子どもでしたが、友だちは多いようでした。
T君は幼い頃からアレルギーがあり、食べ物には親子でとても苦労していました。
そのお母さん子だったT君は去年大学受験で目指す大学に入り、京都でひとり暮らしをしているとのこと、幼顔を思い出して私も感無量です。
文庫に来ていたのは何年も前なのに、お引っ越しだからと来てくれたAさん、ありがとうございます。何だか嬉しくてうるうるしてしまいました。