文庫は5月に46年目に入りました。先日図らずも文庫の初期の頃の母のことが話題になりました。
バンビぶんこのクリスマス会にライブで参加してくれていたぽぽぽぽというグループがあります。コロナ禍でユーチューブで曲を送ってくれていました。もう1昨年になりますが、11月20日は世界子どもデーということで「世界中の子どもたちが」という歌を送ってくれました。たまたま私はこのタイトルの絵本を持っていたので、早速この絵本をこのメンバーのTさんに送りました。すると彼女がご自分のインスタグラムにそのことを書いくれました。
「11月20日世界子どもの日にぽぽぽぽでカバーした「世界中の子どもたちが」の歌をご覧になった方から素敵な絵本が届きました。😀
送り主は杉並区にある家庭文庫、バンビ文庫の渋川慧子さん。
この絵本は2004年発行の「平和を作ろう!絵本作家たちのアクション」著で103人の絵本作家たちが絵を描いています。渋川さんが文庫には入れずにお持ちになっていたという大切な本を譲り受け、恐縮ながら中を開けると、歌のメロディ譜とともに見覚えのある絵が所々に散りばめられていて、なんと豪華なオムニバス!眺めているだけで楽しい絵本です。
そして、子どもたちを取り巻く社会の平和を“願う”のではなく“作ろう!”という強い意思も同時に感じる、ポップだけど重みのある本です。
それをご覧になった方からご連絡をいただきました。
『はじめまして 突然メッセージを申し訳ありません。
私は子供の頃、バンビ文庫が大好きで、ずっと通っていました。
高井戸東の郵便局のお隣のバンビ文庫でしょうか?
渋川さんのご自宅にいらしたおばあ様に、たくさん手芸も教わりました。
投稿を見て、懐かしくて嬉しくて…😊
今でも絵本を含めて、本が大好きです。
あの頃、おばあさまに教えて頂いた作品を、銀座駅だったかの地下通路に飾って頂いた事もあり、バンビ文庫は、私の大切な思い出の場所なんです。
どうか宜しくお伝えください。実家が近くにあるので、いつか伺えたらいいな〜と思います。』
私は当時の記録を探して、やっと母と文庫の記事を見つけました。銀座での展示は覚えているのですが、あきこさんがどなただったか思い出せませんでした。そこで資料の片隅に「あきこちゃんという文字を見つけました。写真を見てはっきりと思い出しました。そう、文庫の常連だったあきこちゃんです。
『とてもとても嬉しいメッセージをありがとうございます。
そうです。
S・あきこです。
私は小さい頃から本が大好きだったので、バンビ文庫のある日は、とってもしあわせでした。感想文を書くのも好きだったので、読んでは感想文を書いていました。
本当に温かい場所だったな〜と思います。
おばあさまと一緒に作った、紙粘土で描いた猫と小鳥の絵は、おばあさまがすごくすごく褒めてくださって、40年以上経った今でも、あの時の嬉しかった気持ちが思い出されます。
資料を見せていただいたら・・・あの頃のおばあさまです!
本当に懐かしく、嬉しく、胸がツーンとしました。とても感激しています。
Tさん 縁を繋いで下さって、ありがとうございました。この資料保存させていただきますね。
文庫で最近は母のことを言われることは皆無でした。当時の記録を探して、やっと母と文庫の記事を見つけました。上の写真がそれです。あき子ちゃんの幼顔もあります。