2017年8月31日木曜日

去年のことですが・・・クリスマス会のおはなし 番外編

しかけ/アヌック・ボアロベールとルイ・リゴー
ぶん/ソフィー・ストラディ やく 松田素子 
 KTC中央出版


オセアノ号、海へ!
さく アヌック・ボアロベールとルイ・リゴー
やく 松田素子  KTC中央出版


360°Book「白雪姫」
を開いたところ。360°開きます。
360°Book 白雪姫
著者 大野友資
青幻社



すてきな本がいっぱい、これは参加してくれた学生さんたちからバンビぶんこの子どもたちへのプレゼントです。選ぶのにとても時間がかかったそうです。いろいろ考えて選んでくれたことを想像するだけでも
とっても嬉しい!ありがとうございました。文庫のみんなで楽しみます。

去年のことですが・・・クリスマス会のおはなし 2



明治大学ボランティアセンター活動報告書(2016年度)より、学生さんたちの感想を転載させていただきます。

『「驚きと思い出」
6月にお話を頂き、半年以上前から動き始めたクリスマス会の準備。バンビぶんこさんへ打ち合わせも兼ねて見学に行きました。小学高学年から一歳ほどの子どもまで色んなこどもたちが本を読んだり、皆で遊んだりしていたのを目にしました。東京にもこんなところがあるのか!と地方から出てきたばかりの僕はとてもおどろいたことを今でも覚えています。
今回、クリスマス会の中でレクレーションの時間を持つこととなり、限られた時間・場所の中でどんなことができるかを考え、企画を出し合いました。準備の時間が長いこともあって、企画の良し悪しについても様々な意見が出され、自分たちで工夫しながら企画を練っていきました。
ところが、当日は予想を超える混み具合。子どもさんだけでなく親御さんもいらっしゃって、ぎゅうぎゅうな中で会が始まりました。時間を見て企画を削るなど、急な判断が必要な場面もありましたが、子どもたちも楽しんでくれたようで一安心。なによりも、ほとんどあったことのない子どもたちとその日のうちに打ち解け、帽子をひっぱられるくらいの仲になれたこと。それが一番の思い出だと思います。』(1年 Tさん)

『「子どもたちと一緒に」
私がこのボランティアに参加したきっかけは、和泉ボランティアセンターで声をかけていただいたことです。たまたまその場にいた4人で参加することになりました。担当したのはプログラムの中の「大学生のゲーム」。いただいた時間の中で何をするか、1から考えました。クリスマス会に参加する子どもたちの年齢層が広いので、どんなゲームにするかをとても悩みました。小学生以下の子どもたちでも楽しめるようにするには同じ目線に立って考える必要がありました。また、小学校高学年の子どもたちもいるので簡単すぎてもいけません。みんなで一緒に楽しむにはどうしたらいいのか、ミーティングを重ねて決めていきました。
当日は早めに会場に向かい、保護者の方々や子どもたちと共に飾りつけなど会場設営の準備をし、クリスマス会が始まるまで子どもたちと外で遊びました。短い時間でしたが仲を深めることができ、その後のクリスマス会も想像以上に私自身が楽しむことができました。バンビぶんこという活動に出会ったこと、またかかわらせていただいたことに感謝したいと思います。』 (1年 Kさん)


去年のことですが・・クリスマス会のおはなし 1

去年のクリスマス会で明治大学ボランティアセンターの学生さんたちにイベントに参加をお願いしました。http://www.h4.dion.ne.jp/~bambibun/xmas2016.htm
半年ほど経ったこの夏に、その報告と学生さんたちの感想が書かれた「2016念度明治大学ボランティアセンター活動報告書」を送って下さいました。これを読んで、あのクリスマス会の喧騒をなつかしく思い出しました。
家庭文庫というものに、はじめてであった方々の感想がとても新鮮に思えました。
みなさまにも読んでいただきたく、転載させていただきます。

最初は学生さんたちの間を取り持ってくださったボランティアセンター事務局の方の記事です。

『杉並区高井戸にある家庭文庫「バンビぶんこ」は、個人のご自宅を活用・開放した子ども向けの図書館です。週一回の実施日には子どもたちが大勢やってきて、本を読んだり遊んだりしながら思い思いに過ごしています。
 今回、バンビぶんこが毎年12月に行っているクリスマス会にお誘いいただき、親子で楽しめるゲーム大会を行いました。初めて関わる場所とイベントだったので、まず様子を見学することから始めました。夏ごろから打ち合わせを行いましたが、就学前の子どもと関わる経験が少ないメンバーが多く、何を目的に、どんなことをしたらよいか、に悩みました。
 当日は、お天気がよく日差しが暖かかったこともあってか、想定よりも多くの子ども、親子が来場して満員となり、会場は暖房がいらないほどでした。更に、保護者や子どもたちによる企画が目白押しで時間が押してしまい、結果的に学生が企画・準備した4つのゲームにうち、実施したのは2つのみとなってしまいました。ただ、状況に応じ臨機応変に対応でき、閉会後に保護者やスタッフの方から感謝の言葉をかけていただきました。また、学生自身も、準備から片づけまで一緒に行う中で、子どもたちが名前をお覚えて積極的に声をかけてくれたり、一緒に遊んだりと楽しい時間を過ごすことができました。就学前から小学生まで幅広い子どもと関われたこと、親御さんと交流できたことなど、学生それぞれに残る貴重な経験をさせていただきました。』(和泉ボランティアセンター Wさん)

2017年8月12日土曜日

お墓詣りおはなし会

おきあがりこぼし。
会津の郷土玩具、縁起物。
十日市(1月10日)で買い求め、家族の人数より一個多くかざります。

渋川家では、毎年8月5日が郷里のお寺のお墓詣りと決まっています。この日はあちこちから親戚が集まり、先祖の供養と一族の平穏を祈ります。
今年は特に大勢の人達があつまり、いつもにもまして、にぎやかな集いがありました。
法要、晩餐のあと、連れ合いの実家にもどり、また小宴会が始まります。

今年は子どもたちが集まっていたので、私は「怖いおはなし」をすることになりました。
集まっていたのは、3才児、小学2年生2人、中学2年生、それに大人10人。
そこではなしをすることになりました。大人がいるのはちょっと躊躇しましたが、こうなったらやるしかありません。3歳児と大人一人は怖いのが苦手で退出。
電気を少し暗くして、話したのは「メリーさんの電話」やっぱり子どものこわがる反応が楽しい。
すると中学生お女の子が私も話してみようかと言って「怖くないけど・・・」と前置きしてはなしたのが「あくまのはなし」途中怖く思えるけど、落ちは面白い。
次に連れ合いが「店のおんつぁま(おじさん)から聞いたはなし」と言って、おじさんが本当に経験した「つりにいったときであった奇妙な子どものむじなのはなし」を話し出しました。
つられて、「会津の家で本当にあった今考えても怖い話」を姪が話し出しました。お盆にちなんだお先祖さまがでてくるちょっとこわ~いはなしでした。みんな結構怖い経験しているんですね。
はからずもちょっとした「おはなし会」になりました。後から話した人は自分からつい話してみたくなったのです。これって本来のおはなし会じゃないですか。とっても楽しかった私は、もう一つ話したかったけど、「もう遅いから来年」とさえぎられてしましました。来年のお墓詣りのお楽しみが増えました。

2017年8月7日月曜日

バンビぶんこ紹介ポスター

 「杉並文庫・サークル連絡会」も今年で創立40年を迎えました。バンビぶんことおない年です。
 先日翻訳家の小宮由さんをお迎えして、40年記念の講演会を開くことが出来ました。
杉並区の文庫の紹介を模造紙に書き、杉並中央図書館での講演会の折に講演会場の壁に貼り付けることになりました。
 私はバンビぶんこの紹介ポスターは文庫に来ている子どもたちに書いてもらうことにしました。常連の小学生4人ほどに声をかけ、案内の文字以外の絵を全部お任せで描いてもらうことにしました。
 文庫の日に描いてくれてたのですが、任せたところがなかなか思ったように進みません。残っていた他の子どもたちにも声をかけて、描きたしてもらいましたが、完成しません。図書館に貼るのにどうしようと困ってしましました。でもここで大人が手を加えてしまったら元も子もないと思い、未完成でもそのまま貼ることにしました。
 でもそのつぎの日、3年生が二人、そのつぎの日には4年生がわざわざ描きにきてくれました。図書館に貼るので、責任を感じてくれたのでしょうか? (私が文句を言いすぎた?反省!)本当に感動、ありがとう みんな。
そこで出来上がったポスター、とっても良かったですよ。(下に写真あり)


この講演会が終わった後、高井戸小の司書さんにお願いして、このポスターを図書室に貼ってもらいました。高井戸小の子どもたちにも見てもらえた幸せなポスターです。


ひとつひとつ見ると、絵も個性的で楽しい!
3年生から5年生の6人で仕上げてくれました。



講演会会場:他の文庫さんたちの力作です。



2017年8月6日日曜日

元図書館次長の文庫訪問

 バンビぶんこの近くに杉並障害者福祉会館があります。公の施設の全くないこの地域では、この会館が唯一の施設で町会の会合にも利用させてもらっています。
 先日町会の総会があり、参加しました。その時会館の館長が紹介されました。どこかでお会いしたことがあると考えていて、ひらめきました。何年か前の杉並の中央図書館の次長さんだったのです。末木障害者福祉会館長に声をおかけしてみました。すると末木館長もバンビぶんこのことを覚えていてくれて、すぐ近くなので、文庫に行ってみたいと思っていたとおっしゃっていました。

 それからしばらくして、末木館長は本当に文庫に来てくれました。
いつもどおりの文庫で、子どもたちは飛び跳ねていました。「たくさん来るんですね」「元気いっぱいの子どもたちの姿いいですね。」と大人がいても変わりなく行動する子どもたちをとえも優しい目で見てくれていました。ガタガタ落ち着かなくて恐縮する私に
「子どもたちがいきいきしていて、大事な場所ですね。」とエールをいただきました。
館長は元図書館次長だっただけあって、子どもの本のことなども良く覚えていらっしゃいました。結構長い時間いらっしゃって、子どもたちの様子を眺めたり、子どもたちやお手伝いに来てくれているスタッフとお話ししたりしていました。図書館時代にはわからなかった館長さんの人間性に触れて、嬉しい一日でした。

 先日障害者会館で恒例の「福祉会館夏まつり」がありました。私も夏まつりに参加して、今度は仕事中の末木館長にお会いしてきました。
末木館長:小学生の子どもたちに遊びの仲間にされてしまい、写真の通りの好々爺ぶりを発揮。