2019年1月31日木曜日

「プーさんとであった日」


「プーさんとであった日」は1年くらい前に文庫に入れました。
クマのプーさんは子どもたちが大好きなキャラクター、うちの文庫にもプーさんのぬいぐるいがいくつも置いてあって、子どもたちが抱いて遊んでいます。

実は私はこの本を読むまで有名なプーさんが実話なのだとは知りませんでした。

そしてぜひ文庫に入れたいと思いました。ところが文庫では私の期待したほどこの本が読まれませんでした。「クマのぷーさんの本当にあったお話しです」とポップをつけても、目立つところに面だししてもだめでした。
で忘れたころ、常連のSさんが読んで嬉しい感想をくれました。

Sさんは、この本を幼稚園児のMちゃんとH君に読みました。
「H君(2才)がすごく一生懸命みていた。
電車が好きだけど、電車(汽車)以外の場面も
よく見ていた。何が気に入ったのかわからないけど・・・」
何でもいいよ、H君が気に入ってくれて嬉しい、きっと何か心に響くものが
あったのでしょう。おはなしは難しいけど、絵本の持つ魔力ですね。

このことで読み直し、絵もおはなしも構成も素晴らしいと再認識、
これからこの本をもっと積極的に薦めよう。みなさんも読んでみて!

リンジー・マティックぶん
ソフィー・ブラッコールえ
山口文生やく
評論社
2016年コールデコット賞受賞

おはなしは
カナダの獣医ハリーが、イギリスの戦地へ向かう途中の駅で猟師から、ちいさなクマを購入しウィニーと名づけます。人なつっこく、可愛い仕草で軍のマスコットとなってゆくウィニー。 その後、ハリーが別の戦場へ向かう為仕方なくロンドン動物園に預けられました。愛されて育ったウィニーは、優しくおとなしいので柵の中に入って触れ合う事ができました。そこで、 ウィニーと友達になったのが、A.A.ミルンの息子のクリストファーです。A.A.ミルンはクリストファー・ロビンとウィニーのおはなしを書いたのです。
 この本の物語はそこで終わりではなく、さらにハリーの家族の歴史に続きます。そして本物の古い写真や日記が載っています。これを見るとなんだか幸せな気持ちになります。

2019年1月28日月曜日

中高生の読んだ本は?


今年になって、女子中高生が偶然同時に文庫に来てくれました。
中学2年生Mちゃん、高校2年生Eちゃんの二人、もちろん二人とも幼いころからの
文庫の利用者、そして本が大好きです。

普段から文庫に顔をだしているEちゃん。この日は読みかけの本を読み切ろうと文庫で読んでいた本は「世界がもし100人の村だったら 2」池田佳代子再話 マガジンハウス

Mちゃんは中学に慣れたのか、最近ときたま来てくれます。
「ファンタジーが好き」おすすめはある?  そこで私は数冊のファンタジーを出しましたが、結局自分で選んだのが
「雨ふる本屋」と「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」 比較的最近文庫用に入れて人気のある本です。


私は本の感想はあえて聞きませんが、自分から話してくれるのは楽しみ、
何を感じたのかな?また来てくれるのが待たれます。
      
池田佳代子再話 マガジンハウス



日向理恵子 吉田尚令 童心社

廣嶋玲子 Jyajya 偕成社