2021年6月5日土曜日

はらぺこあおむし

 エリック・カールさんが今年(2021年)5月23日に亡くなられました。

誰もが知っている「はらぺこあおむし」が私も大好き、以前から大型絵本から小さなものまで揃えていました。


左端の絵本が一般的なA4版の「はらぺこあおむし」です。

  (うしろのねこ2ひきはテレビに乗っているぬいぐるみ、キキとネコバスです、はらぺこあおむしとは関係ありません)

    




手作りのあおむしを絵本にあいた穴に通しているところ。
この大型えほんはクリスマス会の時に、幼い子どもたちが演じる定番になっています。



2021年5月24日月曜日

「施設の子に本を贈ろう」東京新聞にも掲載されました。

 東京新聞 2021年5月21日(夕刊)にも掲載されました。


施設の子に本を贈ろう」「

「教科書が読み物」に衝撃



出身の学生「100ヶ所に100冊ずつ」ネットで寄付募る

「教科書が読み物」に衝撃

「本が読みたいから教科書貸して」
 プロジェクトを立ち上げた山内ゆなさんは昨年春、同じ施設で暮らしていた小学生の女の子の言葉にショックを受けた。本好きの山内さんにとって、本は「他人の人生を知り、人とつながっていると感じられる」大切なもの。友人に借りるなどして毎月十冊は読んでいたという。
 しかし当時は新型コロナウイルスのため学校は一斉休校中で、友人と会うこともできない。施設に本を買う予算は潤沢でなく、寄付された本はあっても、同じタイトルのものも多かった。子どもが読みたい本がなく、教科書が「貴重な読み物」になってしまっている現実を痛感し、本を増やし、子どもが好きな本を選べるようにしたい、と思った。(中略)
高校生のキャリア教育などに取り組むNPO法人CLACK(大阪市)の強力をえて、
昨年12月に施設の子どもに読んでほしい「とっておきの一冊」を、メッセージを添えて贈ってほしいとツイッターなどで発信した。(中略)
本を選びながら子どもや、子どもが暮らす施設に思いを巡らせてほしい。そんな願いも込めた。(中略)
山内さんを応援する東京都内の男性は「施設のイメージを変えたい、という思いに共感した。自分の人生を振り返りながら本選びに悩むのが楽しい」と声を弾ませる。
 寄付は三十一日まで。CFサイト「レディーフォー」で「JETBOOK]と検索。
(後略)


2021年5月17日月曜日

JETBook作戦をご存じですか?

児童養護施設の子どもたちにあなたの最高の1冊を|JETBOOK作戦

                     
  先日ネットを見ていて、「児童養護施設の子どもたちにあなたの最高の1冊を|JETBOOK作」という クラウドファンディングがあるのを見つけました。 
 JETBOOK作戦とは、児童養護施設に、1人一冊の本を想いを込めて送るという作戦です。
 まず、よりたくさんの人に児童養護施設について知ってもらえるきっかけになればと思っています。
 そして、児童養護施設のことを理解していただいた上で、人1冊ずつ、なぜその本が好きか、その本のおすすめポイントなど、その本にかける想いや、子どもたちへのメッセージを添えて、送ってほしいです。
  児童養護施設を知ることと、その施設の子ども達に、 自分の人生で出会ってきた最高の1冊の本を送るという, 学ぶことと、届けることを繋ぐ作戦です。
  きっかけと思い 私がこの作戦をしようと思ったきっかけは、 
・たくさんの人に児童養護施設について知ってほしい。 
・児童養護施設に本がすごく少ない。 
・実際生活している中で年下の子から「本を読みたいから教科書を貸して欲しいと言われた事がある」 
・未だにネット環境が整っていない児童養護施設は少なくなく、情報を得る機会が少ない。 
・今すぐ全ての児童養護施設にネット環境を整える事は難しい。 
・つながりを感じられるものにしたい。 
・施設の子どもたちに施設以外にも頼れる人がたくさんいることを知って欲しい。 と思ったからです。 ......................(中略) 

 ・本にこだわる理由 情報を得る機会を届けたいなら施設にネット環境を整えたらいいのではないか?と思う方もいるかもしれません しかし、個人情報の保護など、子どもたちの安全面の確保、施設の子全員にネット環境を整えることは、金銭的に難しく、今すぐに整えることは難しいように感じています。 
また、そもそもインターネットで検索するのも言葉を知らないとできません。 それに比べて本は手に取ることでたくさんの言葉に出会うことができ、世界を広げられると思います。

 さらに、さまざまな理由で大人を信じることを難しく感じている子どもたちにとって、1人1冊限定で本を届けることには非常に大きな意味があります。 ・繋がりを感じられるものにしたい 本という目に見える形で、「その本の数の人が応援してくれているんだよ。支えてくれているんだよ。自分を気にかけてくれる人がたくさんいるよ。人を頼っていいんだよ」というメッセージを、児童養護施設に住む子どもたちに届けられたらいいなと思っています。

 私は大学生のとき、児童養護施設と関わりのあるサークルに参加していました。 その時には、まじめに施設のことを考えていたのではなく、ただ施設訪問をして、子ども達と遊んだり、簡単な勉強をみたり、イベントのお手伝いをするだけでした。でもそれ以来児童養護施設が 話題に出ると他人事ではない関心と心情を持っていました。

「児童養護施設と本」というテーマが目に入った時、ビィッビィッときて、ネットを開き すぐにこのクラウドファンディングに参加しました。
このプロジェクトの嬉しいところは、 自分の贈りたい本を選べることです。「最高の本」「宝物の本」と言われていますが、私は 迷うことなく「保健室経由、かねやま本館。」(松素めぐり著 講談社)を選びました。今子ども達に一番読んでもらいたいと思ったからです。

 子ども達がたくさんの皆さんから贈られた本を読んで、楽しんでくれれば嬉しいですね。 それに上のコメントのように人とのつながりを感じてくれれば・・・このプロジェクトを考えたかたに感謝と拍手です。

2021年5月9日日曜日

バンビぶんこに誕生日カード

 連休明けの6日、嬉しいカードが届きました。
 バンビぶんこの誕生日カードです。
1977年5月設立のバンビぶんこは今年で44才になります。 思えば長く続けたものだと思う反面、設立当時のこともフレッシュに思い出したりして、あっという間だった気がします。

  カードを送ってくれたのは、文庫のお仲間ですが、周りの方々が文庫に思いを持ってくださっていることが、何より嬉しく励みにもなる私です。 
Tさんありがとうございました。 
いつまで続くか全くわかりませんが、とりあえず頑張っていこうと思っています。

2021年4月27日火曜日

緊急事態宣言下の文庫について

 緊急事態宣言が三度出されました。4月25日〜5月11日

今回の文庫は4月28日のみが対象になります。(5月5日は祝日で文庫はお休み)


とりあえず、28日は文庫を開きますが、本の貸し出し、返却のみといたします。

また事態が変わりましたら、お知らせいたします。

みなさまにはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。


                   


2021年4月17日土曜日

また 快挙!  嬉しいお知らせ

嬉しいお知らせがありました。
「保健室経由、かねやま本館。」1~3巻 松素めぐり(講談社)が今度は『第50回児童文芸新人賞』を受賞したのです。 
http://www.jidoubungei.jp/news/cn14/pg3410232.html                   

「受賞の言葉」
もしかしたら大人より、子どもたちの方が休息を求めているのかもしれない―。自分の子ども時代を思い出して「心置きなく休める場所があったらいいなあ」そう思い書き始めたのが『保健室経由、かねやま本館。』です。悩みも疲れも全部お湯に受け止めてもらって、ざあっと洗い流してしまおうよ・・・・・そんな思いを込めました。素晴らしい賞を頂けたことに感謝しながら、これからも「届けたい思い」を大切に、書き続けていきたいです。(松素めぐり)

「保健室経由、かねやま本館。1巻」は昨年「第60回講談社児童文学新人賞」の受賞作でもあります。 http://bambibunko.blogspot.com/2020/06/blog-post_23.html , この本は上記ブログにも載せましたが、バンビぶんこのメンバーのお母さんであり、さらにご本人も文庫のサポーターさんでもある 松素さんの作品です。 バンビぶんこで今評判の本なのです。(そういえば杉並区中央図書館でも「今、この本」という展示企画があり、置いててありました) 読んだ人に感想を聞きますと、「面白かった、ずっと手元に置いておきたい、忘れられない本になった」etc・・・ とても評判がいいのです。私も自信をもって薦めています。
今回の児童文芸新人賞受賞もなるほどと思うことしきりです。
これからの松素さんのますますの活躍を心から期待してしまいます。

2021年4月4日日曜日

大学合格おめでとう

やっと開いた文庫に嬉しい訪問者がありました。
 S君が大学合格を報告に来てくれたのです。一年の浪人後、希望の大学、希望の学部に合格したとのこと「おめでとう、 おめでとう、おめでとう」 S君の入学する大学は、入学式も普通にあり、授業もほとんどが対面だそうです。

 今日はその入学式でした。予報よりお天気も良く、S君の大学生活を象徴しているようです。
これからのS君の大学生活が充実した楽しいものであるますよう、そしてS君が好きな道にすすめますように祈るような気持ちです。 

考えてみればS君がバンビぶんこに来たのは、1 0年も前のこと、 人とつるまずつかず離れずという感じでした。小学校で出会ったとき、「ぼく 図書委員になったんですよ」と言って、誇らしそうに 図書室のカウンターで貸し出し、返却の仕事をしていた笑顔が目に残っています。
中学生になっても高校生になってもたまに文庫に顔を出してくれていました。高校入学の時も報告に来てくれました。
 S君の入学を心よりお祝いし、訪ねてくれたことがすごくすごく嬉しい私です。