2013年1月19日土曜日

ネコ 三態

文庫のブログにネコ。ネコが好きな子どもは多く、よく「ネコどこにいるの?」と聞かれます。たいていは避難して姿をみせないのですが、この頃は時々鳴いてでてきます。それをみて子どもは大騒ぎ、ネコの好きな子もネコがこわい子もいっせいに大声で騒ぎます。そんなときネコもびっくり、逃げかえります。今日は文庫ネコのヴィヴィットの姿をお見せしましょう。
ガスストーブネコ一人あたっています。
全くエコじゃないですが、寒がり猫ヴィヴィットためには仕方ありません

孫に頭にお手玉をのせられて
いじられてしまいました。本人は真面目な顔していますが、
みんなで大笑いしました。
               
パソコンと格闘している私にくっついている
ヴィヴィット


2013年1月13日日曜日

ギャラリーAri と陶芸家佐野有子さん

 ギャラリーAri は井の頭線新代田駅から10分ほど歩いた住宅街に
ギャラリーAriの看板、佐野有子さん作

あります。外側からみると瀟洒な普通の住宅、でも入り口には確かに「Gallary Ari」の看板が、そう、ここが去年の12月にオープンした陶芸家の佐野有子さんのギャラリーなのです。
ドアを開けるとすらっとした女性と父上らしき方がにこやかに出迎えてくれました。有子さんとこのギャラリーを管理されるお父様です。

 中には当然ながら有子さんのたくさんの作品がきれいに
並べられています。カップ、酒器、椀、皿などの生活に使う小物から置物、時計、ランプなど。
特に目をひいたのはランプ、置物などの大きな作品、古代の遺跡をイメージしてスケールの大きいしつらえは見ていると気持ちがゆったりしてくるような本当に見事なものでした。

 これらの陶芸品の作者佐野有子さんは初期のころのバンビぶんこの利用者でした。知り合ったきっかけは文庫にお母様といらっしゃった時ではと思いますが、有子さんのお母様とは当時近所のテニスの仲間、そして文庫もお手伝いしてくれていました。家も近かったので、有子さんは良く文庫に通ってきていました。いつも妹さんと一緒でどちらかというと静かに本を読んでいるというタイプでした。幼いころから身長が高く、騒いだりしないでとっても落ち着いていて、頼りになる感じでした。
 その頃私は何回か有子さんのお宅に伺いました。お雛祭りのときに大勢で伺ったこともあります。そのころからもう飾るのが珍しかった七段飾りの立派なお雛様に、お母様のお嬢さん方にかける愛情の深さを感じ、女の子のいない私は目を見張ってながめたものです。
お宅に伺うとお子さんの描いた絵がいつも貼ってあったことが印象に残っています。学校で貼りだされた絵などその都度お母様から説明を聞きました。今思うと有子さんにはその時すでに芸術的センスが芽生えていたのですね。

 その後私はテニスのグループをやめ、佐野さんはお引越しされてしばらくは付き合いがなくなっていました。何年かたったあるとき、お母様からのご連絡で有子さんが陶芸家になられたことを知りました。また少々時が経ち、そして今回のギャラリーAri 訪問となったわけです。

 文庫はもう創立35年になりました。はじめのころの利用者はもう大人です。文庫を利用してくれていたお子さんたちの成長をみるのは嬉しいものだとつくづく感じました。文庫にかよってくれていたのは有子さんの中では短い時間だったでしょうが、そんな中にも縁があり、ありちゃん(幼いころこう呼んでいたので呼ばせてね)の立派な姿に触れられた私は幸せものです。
ありちゃん作の木目のぐい飲みは夫が毎日楽しんでお酒を飲んでいますよ。

Gallary Ari のH.P.です。








2012年11月23日金曜日

バンビぶんこ クリスマス会 2012 のお知らせ

バンビぶんこ クリスマス会 2012

12月2日2:00~

都営住宅オープンルーム

山本さくらさんのパントマイム
               子どもたちによるペープサート「にんげんごっこ」
プロみたいな
    パネルシアター
お決まりビンゴゲーム


ほかにもいろいろお楽しみいっぱい!

どうぞお出でください。お友達もさそってね!

場所都営住宅オープンルーム
高井戸東4-28-5(下記地図参照)

連絡先03-3334-7881
      090-7804-5536渋川

バンビぶんこから5分くらいです。
(赤線は「柳窪」のバス停からです)

2012年11月10日土曜日

今 文庫で人気のスライム

スライムおもしろいね!

わー!こんなにのびた
 大分前にはやったスライムですが、今バンビぶんこで人気です。Iちゃんがおうちでつくったのを持ってきてくれたのです。
満面の笑みでみんな楽しそう。子どもたちの楽しみっぷりをご覧ください。

スライムはこうやってのばすのよ。
私うすくのばすの上手でしょ。

私のは腕にまきついてるよ!

見てみて!俺のだってこんなにのびたぞー




私だってじょうずよ。これからのばすからね。
こんなに薄いんだね。みんなで薄くのびたスライムのうすさを確認。

2012年10月7日日曜日

ある日の文庫



最近文庫に来てくれるようになった赤ちゃんたちです。
お母さんものんびりとゆったりしているでしょう。
右の写真はSさんが赤ちゃんと遊んでいるところ、Sさんはもう20年以上前からお子さんづれで文庫に来てくれていました。また最近時間のあるとききてくれて、人使いの荒い私にこき使われています。子どもをあやすのがとても上手です。

2012年8月31日金曜日

杉並区学校図書館司書全校配置記念シンポジウムのお知らせ


≪学校図書館司書 全校配置記念シンポジウム≫

未来ひらく学校図書館
〜学校司書役割可能性〜

子どもたちに読書の楽しさを伝え、資料を活用した豊かな教育を実現するため、学校図書館は無限の可能性を秘めています。
杉並区では、今年、区立小学校43校・中学校23校に対する学校司書の配置が完了しました。専任の「人」が入ったことにより、学校図書館はいきいきと動き始めています。
私たちは、どんな学校図書館を望むのか?学校司書に期待される役割は何なのか?学校、行政、市民の役割は?
専門家・元教員・市民・学校司書のご意見を伺いながら、みんなで「学校図書館の未来」について考えてみませんか。



 
日 時 :9月15日(土)1時半〜4時
場 所 :杉並区立中央図書館 地下1階視聴覚ホール
講 師 :澁川  雅俊 さん(杉並区図書館協議会会長・元慶應義塾大学教授)

パネリスト:千田てるみ さん(元小学校教員・元杉並区済美教育センター 学校図書館                 支援担当)
      伊藤紀久子 さん(学校図書館を考える会・横浜事務局長・小学校図書館ボラ                 ンティア)
      町田  崇子 さん(荻窪中学校図書館司書) 

資料代 :500円


当日のスケジュール

1時     開場
1時半〜   開始 ご挨拶
1時40分~ 基調講演(澁川雅俊さん)
2時半~4時 シンポジウム



主催:専任司書がいる学校図書館を実現する会in杉並、 杉並文庫・サークル連絡会
後援:杉並区教育委員会




2012年7月23日月曜日

恩師と母の姫草履

大学時代にお世話になった先生が亡くなられ偲ぶ会に参加しました。T先生は私が大学3年生から学んだ図書館学科の先生でした。勉強不得意の私は先生になにを教わったか覚えていません。ただ先生の授業のやり方が鮮明に記憶に残っています。
T先生は授業のとき教壇の机の角にちょっと腰をかけて、身振り手振り派手に授業を進めました。まだ教壇で四角四面に生真面目に授業をするのが普通の時代です。T先生のアメリカナイズされた雰囲気はとてもかっこよくステキに思えました。先生は私たち仲良し女子4人組に良くごちそうしてくれました。それはホテルのレストランだったり、お好み屋さんだったり、バーに連れて行ってくれたり、まだ戦後が残っているような時代にそれなりにドレスアップして出かける食事は大変貴重で楽しく、良い社会勉強になりました。(先生の長い独身時代のことです)
うちは夫も先生の教え子であり、のちに同僚として特に親しくお付き合いさせていただきました。先生は血糖値が高く、奥様がとても心配されていて、甘いもの大好きな先生は奥様に隠れて甘いものを召し上がっていたなどのほほえましいエピソードもききました。先生は仕事上でも能力を発揮され、医学図書館界で非常に大きな功績を残されました。


はなし変わって私の母親のことです。母は手先が器用で細かいものを作るのが大好き、できあがった手芸品を人様に差し上げるのが母の楽しみであり、喜びでした。私はきっかけを覚えていないのですが、T先生に母親手作りの姫草履を差し上げました。先生は特に喜んでくださったのがのちにわかりました。思いがけず先生は母の葬儀に来てくださったのです。「お母様に姫草履をいただいて・・・」母の急逝でパニックになっていた私には先生の言葉は最後まで聞こえず、ただただ涙、涙でした。 
  偲ぶ会で私は奥様に先生が母の葬儀に来てくださり、本当に本当に嬉しかったとおはなししました。奥様はそのことを覚えていてくださって「90才まで生きられたのはあの姫草履のおかげです」とまで言ってくださいました。ただの小さい手芸品ですが、こんな素晴らしい思い出を残してくれました。
T先生、奥様ありがとうございました。先生に合掌。