2021年3月11日木曜日

バンビぶんこと関わりのある方々 1 ー百人一首の普及に力を注ぐ横矢さんー

バンビぶんこは創立から44年が経ちました。 たくさんの子どもたちが参加してくれて、そして巣立っていきました。 一方子ども以外にも、文庫にかかわってくれたたくさんの人たちがいます。 そのような人のなかで、文庫から飛び立ったという方々を紹介します。

 横矢美恵子さん  近隣の横矢さんが「百人一首」ができると知った私は文庫で子どもたちに教えてほしいとお願いしました。 横矢さんは快く引き受けてくれて、百人一首の練習が始まりました。
これが大成功、月2回の百人一首の練習日は子どもがたくさん押しかけました。横矢さんは子どもたち一人一人にきちんと百人一首にルールを教え、ひとりずつに覚え方を指導してくれました。わけのわからない子どもたちに我慢強く、しっかりと教えてくれて、全く頭が下がります。

お正月の大きな会場を借りた「百人一首大会」は大賑わい、高学年の男の子もたくさん参加したり、幼い幼稚園児から小学生で大盛り上がりでした。私も張り切って何十人分のサンドイッチをつくったり、3才のこどもから大人も混ざって一大イベントでした。 たくさんの子どもたちが百人一首を知り、楽しみを知り、競技かるたの戦いかたを知ったと思います。(残念ながら横矢さんのお引越しもあり、今では行われていません)

でも、子どもにもまして素晴らしく進化したのは、失礼ながら横矢さんそのものではないでしょうか?

それからの横矢さんの活躍ぶりです。

競技かるた公認審判員・A級公認読手 杉並かるた会会長、東京都かるた協会会長を経て、競技かるた海外普及メンバーの一員として普及活動を行う。 グアムサイパンクルージング、ハワイ、バンコクなどでの講演会・実演会の実施や、今年1月にはフランスで開催される「PARIS KARUTA 2018」にも参加。

 こんな素晴らしい百人一首の達人の横矢さんです。今でも子どもたちを情熱をもって、愛情をもって指導しています。 私には横矢さんですが、子どもたちには「横矢先生」です。

私が横矢さんを尊敬するのは、百人一首がものすごくうまいということはもちろんですが、それがご自分のスキルみがきだけでなく、地域に根づいて子どもたちの成長を支えていることです。外から見ると自分を犠牲にしてまでと思うところがありますが、ご本人はそんな思いは全然なく、ただただ子どもたちとかるたのために動いていらっしゃるようです。素晴らしい! 

そしてここまで活躍できたのは「バンビぶんこでご縁を持ったおかげ」といつも紹介してくれます。

もし少しでも文庫とのつながりが役に立ったのでしたら、とっても嬉しいことです。