2019年3月10日日曜日

アーサー・ビナードさん

「原爆の図 第10部《署名》を見よう」の最終日の昨日、アーサー・ビナードさんが
来場しました。好天の土曜日、「ICAN の川崎哲さん」の講演会の前の時間でもあり、すでに満員の会場で、アーサー・ビナードさんの登場に会場はかってない盛り上がりを見せました。短時間ですが、講演も聞けてラッキー。(前に2回ほどアーサー・ビナードさんの講演会に行ったことがあります。今回思ってもいない偶然に感謝)


でももっとラッキーだったのは、著作にサインをもらえたことです。
この展示会で、原爆の図の中の第九部《焼津》も展示されると知り、
「ここが家だ ベン・シャーンの第五福龍丸」を展示していたのです。

もともと気の弱い私?友人に頼んでサインをお願いしてもらいました(友人はがんばって英語を駆使、でもあとからビナードさんは日本語ペラペラと気づき・・・・)
そうそう日本語をきちんと書くこともできるビナードさんです。
ビナードさんは快くサインしてくれました。
バンビぶんこのみなさまへ
To my  friend, at
Bambi Reading  Room
Arther Binard
アーサー・ビナード
2019・3・9


アーサー・ビナードさんのフレンドリーな人柄に触れて、すっかり気持ちが前向きになった私は、絵本が展示してあるコーナーで絵本を見てもらいました。
そこで目ざとくみつけたのは[おっしっこぼうや]、「これは僕の奥さんの本」。そうでした。おっしこぼうやの翻訳者の木坂 諒さんはアーサー・ビナードさんのお連れ合いでした。
ウラジーミル・ラドゥンスキー作
木坂 諒訳
セーラー出版

[新・戦争のつくりかた]の本には、帯が巻いたままになっていました。(私は帯はできるだけつけておきたいのです)
なんとこの帯のメッセージには、アーサー・ビナードさんのメッセージが載っていたのです。



りぼん・ぷろじぇくと文 井上ヤスミチ絵
マガジンハウス

”よくよく考えれば、「平和」の反対語は
「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。
ぼくらがペテンにひっかかるところから
もう戦争は始まっています”
アーサー-ビナード(詩人)



ただのお手伝いのようなつもりで参加した私でしたが、数々の貴重な勉強をさせていただき、その上
最終日の最終盤にアーサー・ビナードさんとの出会いがあり、本当に高揚した終わりになりました。
絵本のコーナーを作り、誘ってくれたHさんに心より感謝・感謝!
この展示会にかかわったみなさまに感謝!