2020年10月27日火曜日
「保健室経由、かねやま本館。2」感想
お子さんが元文庫メンバー(現在中学生)だった方から、「保健室経由、かねやま本館。2」の感想が送られてきました。
-表題氏より--
こういうお話が当たり前になる時代。
起きたことは一旦まるっと受け入れる。
疲れたら休む。
休み方を学ぶ。
内観する。
まずは自分が元気になる。
生きていればなんでもできる。
必ず出逢える。
小中学生とその親御さん
皆んなに知ってもらいたい。
そう思いました。
著者さんはどんな経緯で書こうと思わ!たのでしょう?
一巻からあっという間に三巻!お話してみたいです。
2020年10月23日金曜日
「落ち葉」いろいろ
「落ち葉」平山和子 文と絵 平山英三 構成と写真
福音館書店
バンビぶんこにあるこの「落ち葉」の絵本は2006年発行のずいぶん古い本です。
私はこの絵本が好きで、以前から読み聞かせに使っていました。秋の季節にぴったりの絵本です。
12p これは写真に見えますが、作者が現物を見ながら描いたものです。とっても美しいですね。
24p 時間をかけて朽ちてゆく途中の、思いがけない表情の落ち葉 ・
この下の写真はうちの庭で拾った落ち葉です。猫の額ほどの庭ですが、結構木の葉が落ちているものです。
今年は第九朝鮮学校の4年生に読みました。
うちの庭で拾った落ち葉を持っていき本物を見てもらいました。
バンビぶんこでは、絵本のページを見せながら、本物の落ち葉を比べてみました。
庭に落ちている落ち葉も良く見るととってもきれいですね。
この落ち葉を見て「コロナだ!」と言った幼稚園児がいました。
なるほど子どもの発想は面白いですね。
2020年10月18日日曜日
ソーシャル・ディスタンス「おはなし会」
コロナ禍の中、文庫を何とか再開しました。
来館する子どもたちはコロナ以前とは比べものにならないほど少ないのです。
それでも子どもたちは喜んで通ってくれて、楽しんでくれている様子がわかります。
何とか絵本を読みたいと思っていました。ある日図書館で「段ボール箱に
絵を描き、それを間隔を取って並べて、そこに子どもたちにはいってもらい
密をさけておはなし会をやっている」という情報を聞き、さっそく真似をしてみました。
実際のおはなし会の写真ではなく、イメージ写真です。
うちの住人のでかぬいぐるみに子どもの代わりになってもらいました。
絵本の読み聞かせを聞いているのは「ネコバス」 「大型バス」 「お菓子の家」に入った子ども(動物)たち
段ボール箱を大きくするとこんな感じ。
子どもたちに読んだ本はこのHpの「おはなし会」の10月に載っています。合わせてご覧ください。
2020年10月5日月曜日
2020年9月30日水曜日
RちゃんとSさんと「しろくまきょうだいのケーキやさん」
おかし大好き、おかしの絵本も大好きなRちゃんに「しろくまきょうだいのケーキやさん」をすすめてみました。
Rちゃんはこの絵本を一人で読み始めました。
そこにたまたま隣に座っていたのがSさん、お孫ちゃんとおばあちゃんくらいの年の差のRちゃんとSさんは
この絵本を間にすっかり意気投合、ゲラゲラ、アッハハとマスクをしたまま大笑いになりました。
こんなに楽しい笑い声は、なんだか久しぶりに聞いたような気がしました。聞いてる私も楽しくなりました。
Rちゃんの感性、童心を忘れないSさん、この絵本の可愛さ、楽しさ、に拍手👏
「しろくまきょうだいのおとうと・・・」「しろくまきょうだいのケーキやさん」をRちゃんが読んでいます。
「おもしろいね、おかしいね あっはは ゲラゲラゲラ」
二人で大笑い、マスクして、ディスタンスもとっているし、笑い声が響きます。
「しろくまきょうだいのケーキやさん」
Sericoえ たきのみわこぶん 白泉社
2020年9月29日火曜日
今日ブログはコロナ禍で始められた2学期の文庫の1ページです。
お天気も悪く、コロナ前からは比べものにならないくらい利用者の少ない先日の文庫に、
見かけない一人の中学生らしい男子がやってきました。見かけないとはいっても
すぐにわかりました。何年か前に文庫に良く通ってきてくれていたY君とそっくりだったのです。すぐにY君の弟君であることがわかりました。一番上のお兄ちゃんも文庫の出身者、
K家の3人目の利用者です。
慣れた様子で私の座っている受付用の机の前にさっとやってきて、来館者用のノートにさっと名前を書きました。名前はT君。
T君は「小さい時お父さんに『用事があるからここで待っていて』と言われて
つれてきてもらった」と言っていました。
「今日は勉強も何も一段落して一番暇な時なんです」
そして大きなリュックをおろすと、ちゅうちょなく部屋の真ん中に座って
並べて置いた「秋の本」を読んだり、見まわしたり、リラックスしている様子。
「密」は防がなければならないけど、たまたま子どもが少なく、子どもたちが来ても邪魔になることもなく、全く溶け込んでいました。
子どもの本を読みながら、触れながら、のんびりした時間を過ごすT君に、私も何かのんびりした気分になりました。
そして5時の歌が流れると、「ありがとう」と言って帰っていきました。
時間があって、帰り道に通って寄っただけかもしれないけど、
文庫を思い出してくれたこと、なんだか嬉しかった私です
2020年8月29日土曜日
保健室経由、かねやま本館。2
![]() |
松素めぐり著 おとなしちあき装画、挿画 講談社 2020 |
早くも出版されました。「 保健室経由、かねやま本館。2」
文庫利用者のお母さん「Mさん」の講談社児童文学新人賞の受賞作「保健室経由、かねやま本館。」
http://bambibunko.blogspot.com/2020/06/blog-post_23.html に続く第2巻です。
第1巻は非常に面白かったので、2巻目はどうなのと期待をもって読みました。
私の想像を飛び越して、何とお笑いの世界が広がりました。普通2巻目はちょっと?というものが多いのですが、この本は違いました。
1巻と同じ傷ついた子どもたち(中学生)の心の癒しを目指していながら、今の世間の動きが感じられ、勢いがあり、すぐに読み進んでしまいました。(筋は書きません)
この本を読んだ方の感想を載せておきます。
『最後の
ここがぼくらの_____.
余韻があり
本を読み感動した者だけが
二人の友情 いぼむすびをわかりあい
心奥深くに響きます。
居場所、ユートピア、未来のはじまり、信頼の証
悩み多く傷つきやすいヤングアダルトを
時間をかけて努力し、温かい大人の真面目な
応援を信じ自分を信じ、願いが叶う最後は
感動しました。』
1巻目と同じ帯の言葉が、この本の紹介にぴったりなので、記しておきます。
ひとつでもあてはまる子、必読!
□ お笑いが、好き!
□ 親友をさがしている
□ 将来の夢、何にしよう?
□ 運命って、あるのかも!?
□ 湯治場って、なに?
□ 「かねやま本館」に、行ってみたい!
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